Project Home 3: Our sweet dream house
プロジェクトホーム3では、横浜を拠点にアジアのアートをつなぐFar East Contemporariesの金島隆弘さんと、今もっともアグレッシブなアートNPOの一つAITの堀内菜穂子さん二人のキュレーションによる特別展示を紹介します。
テーマは「Our sweet dream house」。空想夫婦が夢見る「理想の夢の家」をテーマに、ささやかな日常に潜むスペジャルな出来事をキーワードとして若いアジアの10組のアーティスト(日本、中国、韓国、台湾、オーストリア)の作品を紹介します。未来芸術家、遠藤一郎さんや、日用品を用い、見立ての風景をつくりだす岩崎貴宏さん、横浜生まれ、横浜育ちの姉弟ユニット、SHIMURABROS.、横浜トリエンナーレ2008にも出品している台湾のアーティスト、ツィ・クァンユーなど、アジア各国の注目の若手アーティストの作品を展示します。屋上や洞窟、露天のジャグジーなどがある個性豊かなハウゼのお部屋。宝物を探すように、アートを楽しめる空間となりそうです。
岩崎 貴宏/Takahiro Iwasaki アウト・オブ・ディスオーダー(コンプレックス)2008 バスタオル、ブランケット Out of Disorder(Complex) 2008 bath towel, blanket (c) Takahiro Iwasaki
遅鵬/Chipeng 世界 2008 Cプリント World 2008 c-print (c) Chipeng
チケットはWebサイトから申込み(チケットぴあ電話予約終了)
チケットぴあの電話予約は終了しました。
これからのチケットは、Web(ウェッブ)サイトからご予約、または、横浜美術館ミュージアムショップ、ZAIM(ザイム)で、直接お買い求めください。
当日券の販売は、前売チケットの販売状況によります。当日券のお買い求めができない場合もありますのでご了承ください。
■関連リンク
チケット入手はネットが確実!
(⇒横浜アート&ホームコレクション公式ホームページ)
フェア当日まであと2日です!
住宅展示場でのアートフェア、横浜アート&ホームコレクション開幕まであと二日と迫りました。明日はいよいよ展示。一足早く、関西方面のギャラリーから作品が届きはじめました。
積水ハウスシャーウッドに出展する大阪のギャラリー、ピクチャーフォトスペースからは、大判のパッケージが届きました。スタイリッシュな写真作品は、白い壁面が特徴的なモデルホームの雰囲気にマッチしそうです。また、住友林業第一に出展する京都のヴォイス・ギャラリーpfs/wのアーティスト、下出和美さんの絵画作品も届きました。2メートルを越す大作ペインティングは、暖炉のある天井の高いリビングに合いそうです。それぞれのギャラリーやアーティストと住宅とのコラボレーション、想像がふくらみます。
Project Home 2 Nobody's home
期間中、ギャラリーのよる出展ホームの他に、3つの特別企画展示が展開されます。
そのうちの一つ、ダイワハウスで開催されるプロジェクトホーム2「Nobody's Home」は、横浜を拠点に、アーティストによる映像作品のアーカイヴ構築を中心に、レクチャーや展示などを通して映像作品の紹介を行うミアカビデオアーカイヴによる企画。
映像による作品を制作、発表する6組のアーティスト(カトウチカ、小瀬村真実、鈴木光、山下麻衣+小林直人、ザ ビークル+三田村光土里、ヤンヘチャンヘヴィーインダストリーズ他)による特別展示を行います。
ダイワハウス1階のシアタールームを使った迫力あるスクリーニングや、洗面所をつかった映像インスタレーションなどおうちならではのたのしい仕掛けがそこここでみられます。
また、11月28日午後5時30分より一時間ほど、映像作家の松本力さんと音楽ユニットオルガノラウンジによる心地よい音と映像によるライブパフォーマンスを行います。
こちらはモデルホームの前で開催しますので、どなたでもご覧になれます。
フェアの最後をもりあげる音と映像のイベント。
お楽しみに!
協力:ユカササハラギャラリー、ユミコチバアソシエイツ
【見どころ紹介!】住宅メーカーとギャラリー、アーティストとのコラボレーション
本フェアの見どころは、なんといっても住宅とアートとのコラボレーション。
各モデルホームの個性あふれる空間に、こちらも個性あふれるアート作品がどのように展示されるのか。またそれによってどんなふうに住宅空間のみえかたがかわるのか、実体験していただけるのが最大のポイントです。
さらに、一歩すすんだコラボレーションもはじまっています。
たとえば、住友林業第二モデルホームに出展する山本現代から出品するアーティスト、田中圭介さん。
↑こちらは参考図版
田中圭介「回天」2008年発表 写真提供:山本現代
古典的な木彫に彩色という技法により、風景を刻み出し独特の世界観を表現する田中さん。こだわりの木造住宅を提案される住友林業さんのご共感を得、建材を作品素材としてご提供いただきました。
ギャラリーを介して、それぞれのもの作りとしての精神が響き合ったことで今回のコラボレーションが実現しました。
フェア期間中、こちらの作品は住友林業第2モデル内でご覧いただけます。
どんな作品ができあがったのか、ぜひ会場に確かめにいらしてください。
記念イベント「現代アートコレクション入門」
フェア期間中の28、29の両日、「現代アートコレクション入門」と題されたトークセッションを開催します。
「アートを購入する」ことは、普通の生活の中ではなかなかイメージしづらいものです。でも、洋服や小物、家具を手にいれるように、その気になればアートを自分のものにすることもできるのです。特別な場所で鑑賞するだけではなく、所有することで生活を、心を豊かにする、そんなアートの楽しみかた。今回のセッションではそんな新しいアートとのかかわりかたについて、3名の講師の方をおまねきしてお話いただきます。
セッション1は28日(金曜)午後6時から、サラリーマンコレクターの宮津大輔さん。
ギャラリーやアーティストとのおつきあいのしかたや、これまでコレクションされた作品とそれにまつわるエピソードをお話いただきます。草間弥生やヤン・ファーブルなど現代アートの超大物アーティストから、大学を出るかでないかの新人アーティストまで、宮津さんの幅広いコレクションとアーティストとのエピソードについてお聞きします。
セッション2は29日(土曜)午後2時から、今回の出展ギャラリーの一つである、東京画廊+BTAPのディレクター、山本豊津さん。
現代アートをコレクションする意義や、アートの購入の仕方、その流れなど、実はあまりしられていない、アート購入にともなうあれこれをギャラリストのお立場からお話いただきます。
セッション3は29日(土曜)午後4時から。建築家の曽我部昌史さんをお招きし、現代美術を建築に取り込んだ事例を通じながら、現代美術と空間、建築との関係についてお話いただきます。
若手のアーティストに声をかけ、ご自宅にコミッションワークを制作してもらったり、オープンハウス時に展覧会やイベントを開催されたこともある曽我部さん。住宅とも親和性のある、現代アートのあれこれについてお聞きできそうです。
いずれもナビゲーターは、横浜を拠点にアジア各地で活動を行う、アートプロデューサー金島隆弘さん。近年注目される中国や韓国、台湾のアートマーケットの動向も視野にいれつつ、それぞれの講師の方からお話をおききします。
会場はいずれもJPホームXプロジェクトホーム1です。
(聴講には入場パスが必要です。)
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